2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤマネコさつじん事件 舟崎克彦 佐々木マキ表紙・さしえ みんなのライブラリー 5 金の星社1989初/19906刷 ISBN:4323016859

MYSCON6の特別企画児童ミステリ紹介で気になっていた本の1冊。素天堂はジュブナイルだからと言って、軽視はしないし、作品によっては一般の作品より高く評価するものさえあった。だから、あの深夜企画はとても嬉しかったのだが、あの分量に圧倒されたのは…

実録版 淺草紅團 雑誌「變態心理」 日誌欄より

浅草という街は、良くも悪しくも当時の近代東京の最先端だった。モダン都市のイメージが素天堂は大好きなので、それを題材にした小説をよく読みます。スーポーの「モンパリ変奏曲」や川端康成の「淺草紅團」はその筆頭かもしれません。もちろん、初期乱歩の…

毛の生えたコーヒーカップとある画廊の想い出。

最近、このダイアリーの裏ページ(編集)で、リンク元をチェックするのにはまっています。自分が考えもしない組み合わせで検索されて、それが何故か当ページが筆頭にあったりすると、なんとも複雑な感じがする。とともに、思わぬ拾いもののページにあたったり…

映画の世界史 / ロ・ズカ 著 ; 永戸俊雄譯 文庫クセジュ 004 白水社 1951.11

連休最後の日は、上野。先月時間がなくて、じっくり見られなかった上野駅公園口の古書市へ。こどもの日を上野、御徒町あたりで過ごそうという人混みをかいくぐり、さらに「クレヨンしんちゃん」の入場待ちでいっぱいの子供達の列を、申し訳なさげにかき分け…

エトルリアの遺跡 D.H.ロレンス著 土方定一・杉浦勝郎訳 '73 美術出版社刊 

エトルリア美術に関する本が気になっていた。原因はマンディアルグの「ボマルツォの怪物」。これは、素天堂の黒死館逍遙(エッセイ)三、庭園散策で取り上げたポーとムヒカ・ライネス「ボマルツォ公の回想」と共に重要な参照文献だった。 その中でボマルツォ庭…