2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧
いまでは、だれも彼の翔ぶところを見たこともないのに、かれはその伝説の中で永遠に翔び続ける。 だから、作者はかれの躯を、究極のイメージとして三次元のヴァーチャル空間、さらに彼を思うすべての人の脳髄の中に閉じこめようとする。そうしなければ、どれ…
今回からは土曜勤務になってしまい、定時到着が危ぶまれたが早退を許可して貰ったので何とか四時過ぎには到着できた。道々の古本屋を冷やかしもできないのが切なかったが、この回で初めて即売コーナー参加を無理矢理お願いしていたので、何とかそれに間に合…
前に書いた「アイヴィー・リーグ ルネサンス対決」で宿題になっていた「ダ・ヴィンチ・コード」文庫でやっと読んだ。読んでビックリ、主人公はハーバードの先生だったのだ。 西洋史の裏の“オカルティックな潮流”を題材にした冒険小説といえば、エーコの「フ…
デザインについてもうちょっと考えなさいといわれていた。でも面倒くさいし、読めればと思っていたのだが、最近始めた人でも、いろいろサイドメニューができているので、はじめてデザイン変更に挑戦しました。といっても、はてなの見本から選んだだけですが…
芦辺拓氏の懇切なる慫慂で、夢の虫太郎原稿を拝謁できました。本来ならばすぐにでも、そのお礼かたがた、感想を書かなければならなかったのですが、数十年間追い続けた「黒死館殺人事件」の生原稿を、直接手にとり、虫太郎本人の筆跡をたどれるという、夢の…
気球の歴史 コットレル 西山浅次朗訳 大陸書房1977 風船学入門 磯貝浩 松島駿二郎 カラー新書09 平凡社1975 月初、久しぶりに絹太氏と古本探訪に出かけた。その最初の店でこの二冊を見かけたので、思わず飛びつきました。素天堂は妙なメカ・マニアで自分では…
古くさい言い方でいう、“宣伝美術”が好きでした。町のあちこちに貼られたポスターや、新聞雑誌の広告は、素敵な生活を夢みるビンボー中学生にとっては、もう一つの世界への招待状でもありました。図案家がデザイナーと横文字で呼ばれ、東京オリンピックの四…