2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧
最新刊「発狂した仕立屋 その他の抜粋」は、じつは素天堂などの手に余る高度な評論集なので、一瞥してプヒプヒさんに敬意を表して、神棚に納めるはずだった。 冒頭の「発狂した仕立屋」の数学論に煙に巻かれ、サイバネティクスについての「第六対話」の先見…
なんだか、どこかで聞いたことのあるゴダール映画のタイトルみたいだが、今回の絹太氏の新刊読後の印象である。勿論作品のベースは〈カカ×イル〉という漢字で書けない漢民族の皇帝みたいな呼び方のジャンルなのだが、そのジャンルを知らなくてもおもしろかっ…
http://www5.ocn.ne.jp/~k594k/tuhan.html こちらでお申し込みください。八月一杯は初回特典、絵葉書がつきます。 なお、今回も赤坂ですぺらに、初回分をおいて頂いておりますので、そちらでもお願いいたします。
早めのつもりで、到着したらもうプヒプヒさんは作業中。挨拶もそこそこに準備に入って、正誤表とか特典のはがきを、会場到着分に投げ込み作業をはじめる。やっぱり準備をしておいたようでも、一般入場数分前まで内職が続く。途中、場内放送で「花火」の順延…
『黒死館逍遙 第三号』「黒死館」とヴァン・ダインとバーナビー・ロス 一、ヴァン・ダインという探偵小説家 または如何にして彼は探偵ファイロ・ヴァンスを創造したか 二、日本に於けるヴァン・ダイン受容前後 三、ヴァン・ダインに対する挑戦 驚異の新人探…
若沖展で舞い上がって、上記について、ストレートに打ち出したところ、A君とS君と宗男議員さま、蔭軒氏、と素天堂の知りうる最上のコメンテーターから、ありがたい反応を頂いた。本来はコメントでお返しすべきだと思うが、この点については両氏の投句でおわ…
http://www.jakuchu.jp/index.html 勿論、若沖の特異だが見事な墨の技法に驚いたり、鶴の連作の楕円の筆勢に感激したり、あのマトリックスの動物群像に涎を垂らしたりはした。同時期のいわゆる奇想の画家たちに対する、有名無名を問わない収集に対する、コレ…
あるエッセイの遍歴について この原題を持つ奇天烈な小説について語ろうとするとき、その時代の自分たちにとって『ユリイカ』という雑誌が、どれほど重要であったかを回顧することが必要になってくる。また昔話になってしまうが、当時は現在のように探せば見…