2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

衝撃! あの本がネットで

そりゃあ、あの本も、この本もインターネット上で参照出来る今、驚く理由さえないかも知れない。何しろ、「聖典」自体が青空文庫にアップされているのだから。 『Dictionnaire raisonne de l’architecture francaise du XIe au XVIe siecle』。 西洋建築史を…

ゴシック・ロマン アルレー風

K氏が地元の本屋さんの、見切りの棚でみつけた『黒頭巾の孤島』、カトリーヌ・アルレーだというのだが、妙な題名でもありちょっと食指も動いたらしい。素天堂としては、『わらの女』以来、この作家の作品を手にとったことはなかったし、まさかそれを読むこ…

viviangirls が動いた!だけではなかった

世田谷美術館「パラレル・ヴィジョン展」1993での衝撃の出会いから、作品社の『ヘンリー・ダーガー非現実の王国で』2000刊行を経て、去年の夏の原美術館から約一年。もっとも映画公開は二ヶ月前だから約半年か。これまでは、ほとんどが絵画的な経験であった…

三本の遺作?について 〈ミステリ映画〉一九七二年の奇蹟

先日、赤坂の〈ですぺら〉で散々、ピーター・シェーファーの脚本を始めとして、その魅力を言い散らしておきながらその映画『FOLLOW ME!/ Public Eye』1972 がDVDどころか、ヴィデオでさえ入手不能だったのには驚いた。『第三の男』の名監督キャロル・リード…

ぞぶり、/ぞぶり、/と、血と肉の啜られる音が響く。(16)

都大路を鬼が跋扈した時代があった。その時代を生き生きと、哀しく描いた物語が新聞連載されたとき、その物語と、描かれた挿絵に惹かれて自分なりの絵本をつくろうと思ったのだが、生憎と、ある事情で一日分がかけてしまったので、とうとう完成させることは…

水を差す

こんな本が出た。あちこちで話題にもなり、素天堂としても無視できるはずもないので、近隣の新刊本屋へ、自転車を走らせた。解説は澁澤龍彦。もう一人の方は存じ上げない。テキスト的には古典でもあり、過大な期待はしていなかったつもりだが、新しく出る本…

邸宅拝見講談拝聴

先々週に引き続き、K氏が早くから予約を入れておいてくれた、〈上方講談界のプリンス〉旭堂南湖さんの「ふるほん講談」を拝聴のため、千駄木駅を降りたわれわれは、ひとまず一服、腹ごしらえということで、駅前の煉瓦壁「千駄木倶楽部」。内容の濃いボルシ…

天気将軍?

先日、縁あって徳川夢声の『随筆 天鬼将軍』双雅房1940 を入手。間髪を入れずに読了した。夢声といえば、明治、大正、昭和に渉るショー・ビジネスの証言である『夢声自伝』や、詳細な『夢声戦争日記』が代表作かと思う。勿論『週刊朝日』誌上での、対談集『…

いつも夢を見ていた

〈ですぺら〉へいって、カウンターの中の人と話を始めると、結局それを思い出す。 昨日の赤坂は半年ぶりだったが、石井さん、法水さん、りきさん、プヒプヒさん、比呂さんと、カウンターはフルメンバーであった。あの方がお見えになっていないのは画竜点睛を…

順調新PC

昨晩届いたショップ・ブランド牛PCだが、今日は帰宅早々開梱して立ち上げ作業。 この機械はいわば、ヴィデオ資産の消化用として特化させるために、キャプチャーボードを増設しなければならない。Win95時代には、メモリ増設からCPUの交換まで、PCを…