2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠の闘い

ほぼ終日歩く単純作業と、一軒一軒、個性も暮らし向きも違う方たちと対面を続ける作業が続いている。それにも馴れてきて、膝も悲鳴を挙げなくなった。例によって暮に向かっての作業も少しずつ形になって、ホッとしていたら、古い友人から、書籍が届いた。 本…

愚行二件 時とところのアラベスク(十二)

帯が欲しくて、久しぶりにコミックスの新刊、二冊。 「墓に咲くバラ」を、初出で読んで以来のファンなのだ。その出来栄えに興奮して、無理矢理読ませた甥っこも、もう三人の子持ちだ。最初につぶれ大福君が登場する「美少年殺し」は、単発のノン・シリーズだ…

少しづつ見えてくる

新しい仕事の街歩きにも慣れて、体重の大幅減という副産物まであった。ありがたいことに、期間も延長で来年早々まで仕事探しはなくてすみそうだ。 ゼロ・スタートになった『黒死館逍遙 第十号』だが、いわば、プロローグが見えて、やっと目途がついた。なま…

窖の音楽会 時とところのアラベスク(十一)

ミステリー文学資料館で行われた、平山雄一氏による「小栗虫太郎 講演会」に出席してきた。 少し早めに到着して併催の展示陳列をチェック、書棚を拝見して、寄贈本が並んでいるのを見て、若干感動する。愛読者のお一人、Iさんが到着してご挨拶を頂いた。数…

柔らかな日差しを浴びて

小春日和の中を、日々歩く日が続く。どうやら悲鳴を上げていた膝も酷使に慣れてきたようだ。コミックマーケット事務局からの青い封筒が届いた。 30日水曜日西ぬ-04b、久しぶりにプヒプヒさんとお隣である。 余裕のつもりで新刊の準備は始めていたが今回も…

万聖節前のお祭り騒ぎ

町という町が、黄色いカボチャで埋まっていた。 素が、最初にその言葉に接したのはご多分に漏れず、内田善美だった。小品『万聖節に黄金の雨が降る』は少女と、妖精、病に冒された青年を巡る小さな物語。哀しい秋の話だった。田舎町ゲイルズバーグで起きた小…