2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一箱古本市2009 5月4日 根津教会 LIBRE TONSURE 出品目録

★文庫★ 薔薇の女 笠井潔 創元推理 50 文豪ディケンズと倒錯の館 新潮 50 丘の上の出会い アンヌ・フィリップ 福武 50 ジョウーシキ一本釣り 玖保キリコ 角川 50 ナージャとミエーレ 山口椿 祥伝 50 美食倶楽部殺人事件 嵯峨島昭 光文 50 にわとりのジョナサ…

高円寺で実証、実行

2009-04-23 - 素天堂拾遺ここで書いた、買う側の心理。昨日の高円寺、西部古書会館の「雑本市」で満喫してきました。知らない本、見たい本が嬉しい値段でいっぱい買えました。周辺の本屋さんも個性があって、波長が合いすぎるお店での反応も楽しんだり、違い…

ウィリアム・テルが序曲だった

全編をうがいのリードで終始する、空前絶後の音楽ギャグ『ウィリアム・テル序曲』が、アメリカのバンド「SPIKE JONES & CITY SLICKERS」によって演奏され、日本のジャズマン、フランキー堺率いる「シティ・スリッカーズ」がそのスタイルをコピーする。 彼の…

本を買う心理vs本を売る心理

長い間、本は買うものであって、自分が本を売ることはなかった。いっぱい買える本屋さんがいい本屋さんだった。自分が欲しい本が何時いってもあって、あれもこれも沢山買えるとニコニコして出てこられるお店があれば幸だと思っていた。ところが、買う側の心…

ディアギレフのフラメンコ

先日の矢代幸雄『太陽を慕ふ者』角川書店1950の感想で、わざと書かなかったことがあった。 それは、きっと書けば長くなるし、資料も参照し直さなければならないし、というわけだった。 実際John Percivalの簡明な評伝『The World of DIAGILEV』やセゾン美術…

嘲笑と赤っ恥

いつも、〈はてな〉のリンクリストを楽しみにしている。思いもつかない言葉探しや、自分の古い発言を掘り出してくれるから。今回も、大昔の同人誌『ルナジュモン』を検索して、当日記にきて下さった方がいたりした。 昨日、帰宅していつものようにPCを立ち上…

重い腰

〈文学〉というちょっと重い語感に尻込みしていた素天堂でしたが、K氏の督励で同人イヴェントの大手「文学フリマ」に今回初めて応募してみました。初回申込にもかかわらず、イヴェントに参加させていたけるようになりましたのでご報告いたします。 2009年 5…

日の當つた哲学

このところ、何となく鬱状態のなかで、最近手に入った大正期の美術本に漫然と眼を通す。 戦後の復刊だが矢代幸雄『太陽を慕ふ者』角川書店1950。先日取り上げた森口多里とは正反対のアカデミックな美術史の大御所である。立場こそ違え、いわば、我々はこの人…

春のおこぼれ

山風も去り、先週までの冬並みの気温から一挙に初夏まで来てしまった感の、今日この頃。ギリギリまでつぼみだった花々も一斉に咲き狂っている。近辺の桜も一挙に葉桜である。何をするわけではないが、若干寂しい。 そんな今朝、外気より寒い自宅を出てゴミ捨…