2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

靴屋の小人さん

Kupfernickel (悪魔の銅)がニッケルNiの語源というのは、先日の日記でもちょっと書いた。Wikiの元素表のお隣、元素記号Coの元素はもっとストレートだ。Wikiの記載から引用すると コバルトという名称と元素記号は、ドイツ語で地の妖精を意味するコーボルト…

始動 コミックマーケット76

今回も参加してよいとの天の声が降りた。 八回連続の参加である。Pさんによれば、最近はこのジャンルの競争率が下がり気味だそうだが、それだけではないような気がする。それにしても新刊は第九号である。よく続いたものだと思うが、何、ネタの下敷きが豊富…

図録を読みふける

K氏の紹介で最近目を通していたこちらの記事からさそわれて、遂に注文してしまった一連の宇都宮「栃木県立美術館」の図録、一昨日届いた。「国立近代美術館1982-83」での衝撃の出会い以来、久しぶりのデルヴィル「オルフェの死」が表紙の『ベルギー象徴派の…

栗本薫さんで思い出したこと

もう三十年を越した大昔。1976年『LaLa』という少女雑誌が創刊した。当時はまだ、個人的には『りぼんDX』で、陸奥A子などを読み始めた時代で、手探りで『花とゆめ』本誌連載の山岸凉子『妖精王』や総集編が出た『メタモルフォシス伝』などを細々と読んでいた…

『イタリアの寺』を読む

板垣鷹穂という名前に出会ったのは、七十年代の初頭、当時でも比較的入手しやすかった、レオナルドについての文献『レオナルド・ダ・ヴインチの創造的精神』 六興商会出版部 1942からだったと思う。その後集めづらいとは言いつつ何冊かの旧著に出会った。今…

『世界最古のもの』ヴィリ・ザイデル bibliotheca puhipuhi Nr.9

文学フリマから三週間。やっと、この本を読めた。冊子とはいえ百三十ページを超すボリュームである。 以下のように、何とも、ぎこちない感想になってしまったが、実際の作品はずっと滑らかで、最後の終焉まで引き込まれていく。さすが、ビブリオテカプヒプヒ…