2011-01-01から1年間の記事一覧

コミケ81終了御礼報告

朝もすんなり、会場到着。準備も粛々と進める。お隣のedition puhipuhiさんが今回は元気そうで、誕生席に並んで〈黒い霊気〉を立ちこめる。開場後その所為で暫く人通りが乏しかったが徐々に、謎の新刊目当てに人が霊気の中に立ち現れてくる。 地味に見えたが…

里程標はなんとか建てた

古代ローマと、現代と栞になる二つの事象をマイルストーンに、やっと今回の大筋をまとめた。後はその間を淡々と埋めてゆくだけ。

交感度

次の『まぼろしたてもの 文学篇』、構想の段階でキーワードが出てこないまま、フリーズ状態に入ってしまった感があった。 ヴィラ・アドリアーナだとかタージ・マハールだとか実在の建築は思い浮かぶのだが、それをどう言うかで躓いていた。それが出なければ…

DUKDUKの秘密

まだ本も出来ていないのに、PUHIPUHIさんのblogで取り上げて頂きました。件(くだん)の件の詳細は素天堂による「創刊の辞」及び次号で御覧頂くとして、南原企画さんと比較して頂いたのは、光栄の至りであります。南原企画といえば、遙か昔のコミケで、松崎…

『小栗虫太郎関係資料集 DUKDUKダクダク』創刊号 告知

今回新刊の詳しいお知らせです。 『小栗虫太郎関係資料集 DUKDUKダクダク』創刊号 A5 60p 頒価 500円 内容 ・創刊の辞 ・虫太郎と矢毒 ・チバ時報に就いて ・矢毒の普及分布 ・バムブー・ピグミー族の矢毒 ・ゼマング族(馬来半島のネグリト族)の矢毒 ・ク…

目印はダクダク

K氏の苦闘の末に、新企画の入稿が完了しました。 素天堂は手ぐすねを引いているだけの企画でしたが、K氏の奇跡の頑張りで新雑誌『DUKDUKダクダク』が、今回の新刊に間に合いました。書名は『黒死館』作中から取り上げましたが、創刊号はテーマは虫太郎が沢…

Architectの牙城へ

あくまでも部外者だから、プロ中のプロが集まる厳かな場所へ、所番地こそ知ってはいながらも、足を踏み入れるさえ憚られていた。そんな折、降臨したあるイヴェントを講聴しに、始めての建築会館をのぞきにいこうと思った。ところが掲示もなく、受付ではどこ…

拡げすぎた風呂敷は畳めない

某ブログのスパムメールに宿主が罵倒したら、恐る恐るの反論が返っていて大笑い。 『逍遙 別巻2』、起源遡りすぎ、範囲拡げすぎに自分自身が就いていけなくなって、ついに自爆。春の文フリ新刊を目指して、構想一転再スタートを切ることになりました。とは…

こうがいさんぽ

実際には一週間おきにあるのだが、病み上がりの月という特殊事情から、なぜか久しぶりの2連休のような昨日、新刊作業も難産ながら無理矢理一段落させて、江戸川を渡ったお隣の市川まで出掛けた。 地元の都営新宿線から終点本八幡まで行き、そこで荷風行きつ…

日本語は難しいか?

勿論、日本では赤ん坊も乞食も日本語をしゃべれるのだから、難しいはずはないのだが、 ここのサイトさえ見つけた君はもう立派なリア充です。馬鹿にしてた友達達を見返してやろう! こんな日本語を見ると、やっぱり難しいのかも知れないと思ってしまう。 どう…

いつもの季節

温度には関係ない、半期に一度の新刊準備の季節である。前回も結局はとんでもない世界に踏み込んでしまって、えらい往生したはずなのに、今回もこりもせず、世間とは縁のない世界を漂いすぎて、プロデューサー氏に一喝された。当然のことながら、期日を考え…

夕暮れの諧調(笑)

都営地下鉄の中吊りで気になっていた、HIBIYA AKARI TERRACE。K氏もいってみたいそうなので、十二日、勤務終了後、三田線改札口で待ち合わせ。ちょっと地下道を歩いて日比谷花壇側の出口から、地上へ。 大噴水の周囲では、キャンドルの展示が始められている…

文学フリマ欠席のお詫びとお礼

勤務の都合上、どうしても都合がつかず、当日は大変失礼致しました。 また、それにも拘わらず沢山のお買い上げ本当にありがとうございました。 切れ目なく手にとって下さった方々のお言葉について、絹山より報告を聞き本当に出席できなかったのが残念でなり…

第十三回文学フリマに参加します

開催日 2011年11月3日(木祝) 11:00〜16:00 会場 東京流通センター 第二展示場(E・Fホール) アクセス 東京モノレール(始発JR浜松町駅)「流通センター駅」徒歩1分 今回から会場が変わります。ご注意を。 また今回は都合により、素天堂が参加できなくな…

夏休み最後の遠足

復職が決まって、11月1日からいつもの暮らしに戻る。体力の回復をということで、アニヴァーサリー行事で、ここも念願だった葛西臨海公園行きをK氏がセッティングしてくれた。水族館も観覧車もある、地元のリクリエーション・スポットだ。 色々検討して経…

長いお付き合いといえば

真鍋博描くピンク色のアストン・マーチンがまぶしいお遊び満点、最初で最後の「007号特集/1965」以来のお付き合いのEQMMの後身、HMMの方から突然メールを頂いた。 コラム好きだった素にとっては、「深夜の散歩」に代表される敷居の高い雑誌であったが、単行…

表紙の漫画家で検索したら

横山まさみちの絵を覚えていた冒頭の本が見つかった。『ゆうれい殺人事件』か。何とも懐かしい。やっぱり内田庶氏の仕事だったのだな。

遠くから透かしてみればいつの時代にも冬なんて無いんだ。

『棺のない死体』だったか『首のない女』だったか、クレイトン・ロースンも、講談社版のジュブナイルでしか見つからず、学研の「カイウス」シリーズで謎解きの渇きを癒していた時代。年に一度出るかでないかの都筑道夫の新刊をご馳走のように舌なめずりして…

長いお付き合いの始まり

退院後2週間、始めての再診日に。歩くだけでなく、バス、電車とK氏の付き添いであちこちリハビリがてらの外出訓練のお陰で身体も徐々にこなれてきたので、自転車での通院が可能となった。結論から言えば、リンパへの転移もなく以後は半年、一年単位の経過観…

秘境の冷気を味わう リハビリお出かけ第二弾

おりもよく、遅い夏休みにはいったK氏の薦めで、電車リハビリをかねて大船まで観光。といっても駅前にそそり立つ白亞の観音像ではなく、ちょっと奥まった鎌倉と横浜の境界にある、知る人ぞ知る田谷の洞窟「田谷山瑜伽洞」に出かけてきました。 本堂の屋根の…

熱帯植物園@夢の島

十月十日の快晴のなか、リハビリのバス乗車訓練をかねて直近の夢の島へ。 大島に転居して以来、何となく行きそびれていた熱帯植物園を覗いてみた。 久し振りの特異日での体育の日ということで、イヴェントも盛り沢山、なおかつ入場無料。大当たりの見学日で…

入山中のお供

ほぼ一ヶ月、寝たままということで、普段読めないまとまった読書を企てた。その一冊が、既述の『旧約聖書 文語訳』だった。さすがに術後は、読み切れなかったので、未読のままだった天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語 (新潮文庫)作者: 中村弦出版社/メーカ…

JARDIN SANSSOUCI(あそか病院) 経過概要並びに下山報告

09/13 あそか病院 外科病棟入院(病名は省略)胸部CTスキャン撮影 09/15 手術カンファレンス 09/18 朝から食事なし 点滴開始 09/20 9:30AMより手術 6時間 患部切除 ICU入室 酸素吸入 09/21 ICU処置終了 15:30 病室徒歩で戻り、脂汗でまくり 09/22 胃ドレン、…

お籠もり、階段登り、断食の修行を終えて

『シャグパット』ならぬ「jardin Sanssouci憂いなき花の園」で、清浄なる乙女による剃毛の儀式が、本日粛々として執り行われた。これで明日のお清めの祭儀がすめば無事、下山となるが、それはしばらく後のことである。なんのかんのといいながら、未練たらし…

須磨の浦 大悦五人組

若気の至りで、こんな風紀紊乱きわまりない女性文学グループを発想したことがあった。筆頭は 草井梅子、河津留美、手賀郁代、(一名逸名)取り締まりは九條畏怖(くでういふ)子だった。ちなみに同人誌も発行していて『栗と木鼠』といいます。みなさん、読ん…

オネエサンでおもいだしたこと

いまでこそ、初老の爺など触ることもできないが、二冊の『平凡パンチ女性版』からはじまった、創刊当時の『アン・アン』は、尖りまくってキラキラしていた。無名だが凄腕のカメラマンや、まだデザインスクール在学中の若手とも呼べない、イラストレーターの…

オネエサン登場

K氏が通勤の車中から、コーフンしたメールを送ってきた。あの幻の花村清枝に似た名前の歌手が健康ランドに出演するというのである。 携帯で送ってもらったポスターの写真もなつかしい。 さもあらん、彼女こそ清枝の名付け親、歳のはなれたオネエサンなのであ…

ゆっくりしてきます。

というわけで、今日から暫時閉じこもり。とは言ってもネット的には今までも二、三週間の空きなどはしょっちゅうだったから、特に断る必要もないのだが。まあ、少しノンビリしてきます。

笠松タワーで大爆発(当社比)?

テレビ東京「なんでも鑑定団」は、番組開始以来のお気に入りである。高年齢のミー・ハー向けだが、時々とんでもないものが登場するので目が離せない。とはいえそれがまさか、自分のblogに関係してくるとは夢にも思わなかった。 この一週間、爆発的にページア…

夢の続きか?

15 Juin 1911.という日付の“Comedia Illustre”Saison Russ特集が我が家に降臨した。ニジンスキーが薔薇の精で大人気だった第二期のものだ。自分にとっては雲の上の存在であり、まさか手にすることが一生間にあろうとは思わなかった逸品である。 バクストの意…