2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

違和感のもと

前回書いたように、会場で感じた違和感の原因は、ある小展覧会の小さな図録に掲載された文章だった。発行年は1978年、画廊名は「かんらん舎」。巻頭二ページを使って書かれた、小野忠重の「回想の藤牧義夫」で彼の知る藤牧像と最後の邂逅が書かれている。自…

ミュージアムショップはメッセージ

タイトルは懐かしいマクルーハン「メディアはメッセージ」のもじり(のつもり)。鎌倉での1日はK氏が描いてくれたので、当日目標だった『藤牧義夫 生誕百年展』についてちょっと。 東京現代美術館1996で、思いも寄らぬ傑作『隅田川絵巻(仮題)』の描線に魅入…

古本天使スイス編

K氏がこのところ『ダクダク』の元本『チバ時報』収集熱に罹っているのだが、その重篤度は増しこそすれ、治まるところを知らない。こちらは未だに旧約の世界に溺れて浮き上がる気配もないので、あまり一緒に遊ぶこともできないのだが、いつの間にか欧州の古都…

新本格スタートから いささか旧聞

おととい、1年ぶりに弟宅を訪問。年始のスケジュール多忙の中、歓迎の一席を設けてくれた。うまい中華料理と、その後の酒飲み比べが楽しかった。翌日は夫婦とも外出なので、早めに退散。姪御の運転に送られて駅前のブックオフへ。大きくて品揃えがいいので…

でかけます

本号も、藤原編集室に取り上げて頂いた。ありがたいことです。おかげさまで通販申込も順調であります。そんな中申し訳ありませんが、本日から2日間外出致しますので、連絡、発送等が若干遅れる場合もございます。ご了承下さい。

新雑誌『ダクダク』創刊号 通販開始です

コミケでも沢山の方に手に取って頂きましたが、いよいよ通販開始いたします。こちらかこちらへどうぞ。なかなか貴重な資料が復刻できたと、K氏共々自負しております。 詳しい内容は、既報の新刊告知をごらんください。

2012廃墟の徘徊

昨年は六道の辻を巡る迷路であったが、とうとう今年は、廃墟の中を彷徨う歳になりそうである。幸い、K氏の尽力で、コミケ81での新刊不発は免れたが、いつまでも、温水の中を流離っているわけには行かない。時間は限られてきている。