2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

こんな情報が

アマゾンのラインナップに、ファイロ・ヴァンスのシリーズがあるとご教示頂いたが、絵で見ておおよそ見当のつく「グリーン家」と違い、台詞が重要な要素の「僧正」は、字幕無しはきついなあ。当然「カナリア」と「グリーン家」のパラマウント制作分入ってな…

「グリーン家の惨劇」1929日本公開 初見

名前だけは知っていたヴァン・ダイン作品の映画化版。 The Greene Murder Case 1929: http://youtu.be/q7EgaC1DV64 @youtube 内容はともかく、グリーン家の佇まいだけでも見ておきたかったのだが、それがやっと叶った訳である。また、平林初之輔訳の邦題が『…

桜・アエリータ・ピアノ

いつものように重い素天堂の尻をK氏に持ち上げてもらって、二度目のUPLINK、ロシアン・カルト特集上映へ。 整理券を受け取って、時間つぶしに代々木公園で花見。曇り気味ながら暖かいお彼岸の日で、桜の木の下は死体ならぬ酔漢で埋まっている。急な開花で高…

えびすにたぬき

久しぶりにK氏が出掛けているので、ちょっと集中的に内職をしていた。十一時過ぎ一段落ついたので酒を出し、twitterを始めるとこんな記事がTLに転載されていた。 おしゃれな地域のお洒落な場所に現れたたぬき氏に一人大笑いしていると、K氏が帰宅したので早…

発見 奥村書店の昔話

リンク先を確認していると、こんな新しいリンクを発見。銀座の古書店、新生堂奥村書店さんの紹介。言及したいくつかのブログ記事の中にこんな記事があった。「夜店から始まった銀座の古本屋」1940年代銀座の貴重な証言である。

寝ていた蛙が起きるとき

三月半ばの夏日とやら、寒暖の激しい、妙な陽気が当地の亜熱帯化を告げる頃、別な虫が動きだす。 あの本この本をチラ見しながら、モゾモゾ蠢いていたあの虫だ。「あんなに辛い思いをまたしたいの」ということばを、苦笑いで受けつつ、また、「あんなに辛い思…

ルマ・カラーインクと日本画顔料の魔術  桃苗さんとリュリュのこと

お隣町森下にある文化センター「田河水泡・のらくろ館」で開催中の、「おおやちきの世界展」 関連イヴェント「『りぼん』と『ぶ〜け』とその時代〜超絶美麗な少女マンガたち」と題した松苗あけみさんをメインに、藤本由香里さんの進行によるトークショーを聴…

パスティーシュの妙に酔う

特集「シャーロック」とそのライヴァルたち。全編読了。 北原尚彦「ジョン、全裸連盟へ行く」、読み進めるも、一切のクスグリもなく、聖典(この場合はBBCドラマ)準拠の体で粛々と語られる物語は、たまに聖典が顔を出すにしても、一切笑いを起こさせる要素…

今月の赤い鰯 ホームズかシャーロックか

ここのところ、新刊書店に縁がなくなって久しいのだけれど、昨日、久しぶりに渋谷の大きい本屋を三軒ハシゴした(と書いたところで大盛堂にいってなかったのを思いだした。少年期の自分にはあそこは、聖地だったのに)。世田谷からの東急バスの終点、渋谷駅…