MYSCON8夜の部 不完全リポート こっちも大事

同人誌の行商もあるし、前回のギリギリ滑り込みを避けたくて勝手に読み違えた集合時間。スタッフは5時から、という記事を勘違いしてその時間に到着してしまった素天堂です。
しかも今回は入場前の東大前古書店巡りでちょっと買い物があって、売る前に荷物を増やすバカ親爺であった。困っていらっしゃるスタッフに重い手荷物を預かってもらい、時間つぶしに表にでた。それにしてもスタッフのみなさんに毎回面倒をかける素天堂である。どうもすみませんでした。
ちょっと周辺を探索にと思い(じつは素天堂、四十年前に東大前の本屋さんで酒井潔の個人誌『談奇』を六冊、格安で手に入れたことがあって、その店をずっと探していたのだ)、カメラ片手に歩き回るが、そんな店は見つからず、毎度の徘徊に小一時間、面白くはあったけれど、例によって先行きの危ぶまれるアヴァン・タイトルであった。
行商は今回も、学志さんの『超短篇マッチ箱』と同席させていただく。踝さんの大人買いをはじめ、何人もの方にお買い求め頂いた。なんだかあっという間に時間が過ぎ、大広間での飲み物付オリエン。いつものようにコンビニで軽食を仕入れてきたものの、今回は時間が短く、隣に来ていただいた宮澤さんともろくにお話しできぬまま、焼きうどんをビールで掻き込んだのである。魅力的なイヴェントの紹介とスタッフの紹介の中で、今回は蔓葉さんの読書会『笠井潔「探偵小説論三部作」』と踝さんの 「ミステリ・ザ・チーター 〜 偽ミステリ雑学王は誰だ? 嘘つきサバイバルクイズ」への参加を選んだ。
読書会は、解っていた通り、駆シリーズを三作読んだだけの素天堂にとってはハードルが高かったけれど、蔓葉氏の懇切な解説と、みなさんの的確な突っ込みとでなんだか解ったような気になれました(←じつはこれが一番いけない)。
プレーヤーに応募したものの実際には「チーター」の意味さえわかっていなかったのだが、幸い二グループの二番手になれたので、ゲームの把握が出来て、充分楽しむことが出来ました。プレーヤーとギャラリーが適度に干渉し合えるなかなか面白いゲームだと思います。もっとも素天堂自身、解答でぼけるどころか正解するのがやっとで、駆け引きなどとてもとても、でありながら、ギャラリーのほとんど総意でチーターにされたのは、あるいは名誉だったのかな。素晴らしい賞品を手にされた優勝者の方、よかったですね。
ゲームを堪能したというか、喉も湿せない状況が終わって、やっと用意した泡盛の瓶を部屋から持ち出し大広間へ移動。残っているお茶で割りながら廻し飲みして、牧人氏の「朝まで生古典」を覗くも、ここもハードルが高くて、本当に覗くだけ。恒例のオークション、前回は寝てしまったのだけれど、今回は何とか傍聴できて(あれは参加じゃないもの)、二時頃には就寝。やっぱり、もう完徹は無理なのだな。朝は六時半頃起床。「犯人当て企画」に関する熱烈な議論をBGMにもう少し、座布団に寝っ転がってウダウダするうちに、三々五々休憩組が大広間に集まりはじめ、隣に座った彩古氏と本談義をぼそぼそと。今年は解散時間が一時間遅くなったせいか、みんなの寝起きがいいようだった。スタッフ紹介とshakaさんの総括で終わり。今日は写真美術館の予定があるので、早々の退散。ではまた来年。みなさまご苦労様でした。