2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の続きか?

15 Juin 1911.という日付の“Comedia Illustre”Saison Russ特集が我が家に降臨した。ニジンスキーが薔薇の精で大人気だった第二期のものだ。自分にとっては雲の上の存在であり、まさか手にすることが一生間にあろうとは思わなかった逸品である。 バクストの意…

こんな夢を見た

それが自分なのかもわからないその人物(どうやら男のようだ)は、不安の真っ只中で、胸に古い漫画の切り抜きの束を抱え、見知らぬ人に囲まれて雑踏の中を彷徨っている。売ろうとしているのか、棄てようとしているのか、どうしようもないまま袋にも入れずに…

通販怪死(atok変換のママ)! とコミケのお礼

いかにも大笑いな誤変換とともに、『黒死館逍遙 別巻 まぼろしたてもの考 1』の通販のお知らせです。 いつものように黒死館古代時計室、黒死館徘徊録からお願いいたします。 本人の告知より早く藤原編集室、業務日誌で取り上げていただいております。明日に…

コミックマーケット80 新刊告知『黒死館逍遙 別巻』

今回はちょっと遅れて新刊が納品されました。 素天堂による本文は四十ページ弱、資料編が七十ページ近いという言語道断な構成ですが、いわゆる鳥瞰的な幻想建築史が、六十年代初頭の彰国社版『幻想の建築』以来刊行されていない現状の中で、少しはお役に立つ…

のりもの二題

一ヶ月に渉る原稿作業が終了して、ご褒美ということでちょっと息抜きしてきました。 その第一弾はINAXギャラリーの「凝縮の美学 名車模型のモデラーたち」展。大昔から読書と並んで乗り物好きだったこともあって、中学生の頃から、出始めのプラスティッ…

煉獄の熱気を抜けて

ネタ切れの繋ぎで企画した別巻だったが、思いもかけない伏勢のお陰で七転八倒。細切れで使用した、部品の補充に呻吟していた旧版「まぼろしたてもの」の苦肉の策の再構成が、本来の主旨どころか、その玄関に辿りつくことも出来ずに終わってしまった。 その原…