コミックマーケット80 新刊告知『黒死館逍遙 別巻』

今回はちょっと遅れて新刊が納品されました。
素天堂による本文は四十ページ弱、資料編が七十ページ近いという言語道断な構成ですが、いわゆる鳥瞰的な幻想建築史が、六十年代初頭の彰国社版『幻想の建築』以来刊行されていない現状の中で、少しはお役に立つ冊子が出来たかと。


まぼろしたてもの考 1
B6 108p 700円

序説 「まぼろし」の時を遡る
一、歴史の中に「まぼろしたてもの」をみる
二、建築家は金字塔の夢を見る
付録 資料
1 Visionary Architecture 展 序文 アーサー・ドレクスラー
2 「狂える意匠―二笑亭谷口吉郎
3 建築空間についてのヘルマン・フィンステルリンの考え
4 Visionary Architecture 展 図録(抄)

内容的に若干問題含みの別巻でもあり、『黒死館』のあれこれを楽しみになさっていらっしゃる読者の方のご希望に添えそうもないということで、これまで以上の苦戦を強いられるかも知れませんが、取りあえず
八月十三日土曜日十時から、西ほ-35b黒死館附属幻稚園 でヒッソリとお待ち致しております。
通販も翌日以降受け付けますのでよろしくお願い致します。