2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
毎度のことながら誰に頼まれたわけでもない、ここ暫くは、こんなところを(イメージ的には)うろついていたのである。 『酷使観賞用』何度教えても、こう変換されてしまうのは自らの不徳の致す所なのかも知れない『黒死館逍遙』。今回第八号は「引用の妙 医…
先日。集英社版『世界短篇文学全集6 フランス文学19世紀』を、最初に読んだゴーチェ「死霊の恋」の確認で引っ張り出していたら、巻末の全集内容紹介を眺めていたK氏に、『ラテンアメリカ編』はないのかと聞かれた。一九六三年、この段階では、ラテン・アメ…
毎日の休憩時間を近隣の公園を漂いつつ、兎や鷺を追い回す日々。 虫太郎の何かを追いかけ始めるとかならず巻き込まれるのが、この世界である。とにかく、何かを書き始めなければならないのだが、取りあえずキーボードに向かい、資料を開いても虫太郎の世界が…
月に一度の通院でのお楽しみと言えば、待合室で普段は読まない雑誌を拾い読み。今回は三年に一度の大祭だった、深川八幡の大特集「散歩の達人」だ。いったこともない地元の〈名店〉の紹介と一緒に、街の歴史が紹介されている。今日は結構診察が混んでいて、…
前 黒死館逍遙第七号「黒死館妙ゴロジー」は、一部では大好評を頂いたが、実は販売部数はほとんどのびていないのが実情である。 内容は虫太郎の引用と擬引用に関する論考で、「1.稀代の<引用師>虫太郎」「2.<引用>なき<引用>の箱根細工」「3.詩…
兄弟に子供が多かったせいで、子供の世話はしつけている。場合によっては普通の旦那さんより世話しなれているかもしれない。なにしろ、怒ったら、そのショックで引き付けを起こした子を、病院まで抱いていった経験まである。だから、幼児が母親に次の子が生…
10月 30日 23時 44分。あるオークションが終了した。K氏が発見してくれたのは、前々日の夕刻だった。その時は第一号のみだったはずなのだが、そのすぐ後に第三号が追加されたらしい。古書の値付けなどというもののカラクリを、素人ながら薄々知らないわけで…