『黒死館逍遙』第八号到着   

百ページを超えると、束の厚みが六ミリを超えました。前号から変わった本文用紙のためにそれほど分厚くはなりませんでしたが、それでもなかなかの迫力です。ボリュームはありますが、資料編ということで書価の設定は、七百円です。内容はここでお伝えした通り、雑誌『變態心理』からの復刻四篇になりました。長かった茶ばんだ粗悪な紙との格闘の成果です。

個人誌どころか〈いつものことながら〉ミステリの研究誌らしからぬ内容になっておりますので、どこまでみなさんに受け入れて頂けるか、若干不安もありますが、どうぞ、コミケの会場、十二月二十九日東3ホール ウ−16bにてお求め下さい。今回の初回特典はがきは、マーク・トゥエインの「ジャンヌ・ダルク」についたハワード・パイルのカラー図版と、リングリングサーカスのポスターです。どうぞお楽しみに。