秘境の冷気を味わう リハビリお出かけ第二弾

おりもよく、遅い夏休みにはいったK氏の薦めで、電車リハビリをかねて大船まで観光。といっても駅前にそそり立つ白亞の観音像ではなく、ちょっと奥まった鎌倉と横浜の境界にある、知る人ぞ知る田谷の洞窟「田谷山瑜伽洞」に出かけてきました。
本堂の屋根の改修中でペンキの匂い漂う非宗教的な雰囲気の境内でしたが、幸い天候に恵まれた平日ということもあって、何度も道案内用の蝋燭を消しながらも、静かにユッタリと洞穴廻り(全国札所巡り巡礼)をしてきました。古い遺跡を鎌倉時代から僧侶の修行場として、作りあげてきた特殊性からよく知られた仏教遺跡です。素自身、長い間この近郊に暮らしていたのに、遙か江東区に越してから、総武線で来るとは、感無量。
そのうえ建築に関して、重要な影響を受けた毛綱モン太氏のエッセイ『異形の建築』で紹介されたことのある施設であることに気づきました。
体調もよく、バスで反対の終点戸塚駅まで出て、センチメンタルジャーニーまでしてきました。K氏は、地元の名店「カナール」のケーキにご満悦。おみやげまで買い込みました。