「戦前『科学画報』小説傑作選 1」 著作権に関するご報告

お陰さまで、ご好評頂いております本誌ですが、今回の目玉作品でもありましたヴィンセント・コルニエ作「落下する埃」の訳者・吉岡龍氏が、読者様のご指摘で乾信一郎氏の別名義であることが判明いたしました。
早速、著作権継承者様へ当方の調査不足をお詫びすると共に、本作の掲載のお願いを申し出ましたところ、事後連絡にも拘わらず、ご快諾を頂くことが出来ました。著作権継承者様、貴重な情報をお寄せ頂いた読者様に深く御礼申し上げます。

  • 『科学画報』における乾信一郎氏の主な翻訳作品としては
  • 昭和9年12月 「短波に乗った犯人」フランク・ボイス (吉岡龍名義)
  • 昭和10年2月 「二つの背水の陣」C・ロバーツ
  • 昭和10年4月 「野性」 MD・ハヴィラン
  • 昭和10年5、6月 「シプリアン種の蜜蜂」 アントニー・ウィン
  • また随筆として
  • 昭和7年10月 「Xボート奇譚」等を確認しております。

不勉強のため、掲載情報が不十分であったこと、お詫び申し上げます。
正誤表とともに、今後の販売では吉岡龍氏の経歴を別紙で挿み込み、また二号でも修正の旨掲載させていただく予定です。

今後とも、著者経歴不詳に関する情報をお待ち申し上げております。その際は可能な限り誠実な対応を取らせて頂きますので、よろしくお願いいたします。