2004-05-16から1日間の記事一覧
ハイネが「流刑の神々・精霊物語」でヨーロッパ人として自分の過去から「説話」を取り上げたとすれば、この本は、物語の原型としての人類全体の財産「説話」を、殆ど全世界的な視野で緻密に掘り出し、比較した博引旁証を絵に描いたような名著。 個々の挿話の…
ハイネが「流刑の神々・精霊物語」でヨーロッパ人として自分の過去から「説話」を取り上げたとすれば、この本は、物語の原型としての人類全体の財産「説話」を、殆ど全世界的な視野で緻密に掘り出し、比較した博引旁証を絵に描いたような名著。 個々の挿話の…