2007-12-14から1日間の記事一覧

今やっと、『第三の演出者』。

最終巻。まず収録されたエッセイの〈乱歩への真情〉という、まるでフーガのようなテーマのリフレインの心地よさに身をゆだねる。劇評家という、まったく商業作家ではない戸板康二という存在を、ミステリの世界に誘った乱歩の業績は小さなものではない、その…