いつもその人の日記を心待ちにしていた。 日々、刻々の肉声では見えてこないその人の謎が、秘められていたから。 会話ではふくよかなヴェールで覆い隠される、たった皮一枚の内側がいつもコッソリと、だけども、しっかりと現れていたから。知り合った最初か…
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