2009-09-18から1日間の記事一覧

時とところのアラベスク(四)

物心の付き始めは、宇宙少年だった。スプートニクの光跡を夕刻の空に追い、宇宙を飛ぶライカ犬の動向に一喜一憂する小学生であった。ガガーリンの「地球は青かった」やテレシコワの「ヤー チャイカ私はカモメ」に感動していた。彼らを大気圏の外という途轍も…