コミケ70 レポートとお礼

早めのつもりで、到着したらもうプヒプヒさんは作業中。挨拶もそこそこに準備に入って、正誤表とか特典のはがきを、会場到着分に投げ込み作業をはじめる。やっぱり準備をしておいたようでも、一般入場数分前まで内職が続く。途中、場内放送で「花火」の順延が決まったということで、館内全員から拍手。その放送が後からどれだけの苦労を強いるかも、その時はわからなかったのです。今回の東館はあまり熱狂的なサークルがないらしく、開始直後も全体に雰囲気が静かでした。前回は、午前中はあまり訪問がなかったのですが、今回は午前も午後も順調にお客さんがありました。お名前のわかっている方を申し上げると、彩古さん、おーかわさん、鷹城さん、安眠練炭さん、日下さん、須川さん、蒼龍窟居候人さん、蔓葉さん、みなさま、毎回ありがとうございます。大森さんもお声かけていただいてありがとうございました。もちろん、一般の方々もたくさん来て、見ていただけたのが、何よりでした。三時頃、最後に買ってくださったかたが、印象に残っています。素天堂サイトのファンのお方だったのでしょうか。新刊の「逍遙第三巻」もですが、依託された散々ミチル氏の「眼鏡文人 虫太郎篇」も会場持ち込み分は完売でした。
今回は会場も比較的涼しく、過ごしやすかったのですが、一時を過ぎた頃、突然の夕立が。しかも、花火に間違えるような大雷が落ちたとき、会場内に拍手が巻き起こったのには大笑い。その結果が、あとから重くのしかかってくるのです。そのうちに、場内放送で、雨の所為で運送会社の発送用段ボールが水没した、と告知が。発送の受付が二時間以上停止してしまいました。四時過ぎに雨は上がりましたが、結局受付が始まったのが四時半。その頃には受付待ちの列は東館の半分を占める長蛇の列になってしまいました。六時にはなりませんでしたが、終わったときにはグッタリ。絹太氏は、二時間引きっぱなしのカートの重さで疲れ切っておりました。
ノンビリする間もなく、残った荷物をカートに積み替え、そのまま、ゆりかもめで新橋へ、さすがにゆったり座って帰還です。一休みして、赤坂へ、新刊の持ち込みと雑談のため某シングル・モルト・バーに到着したのがもう、八時前でした。先着のプヒプヒさんと、ミステリ話で盛り上がっていると比呂さんがお早いお着き。そこから、映画に話題が切り替わって、結局、十時を過ぎました。荷物が重いのでそこで早めのご帰還となりました。その時名前がでてこなかった女性作家の名前は“フィオナ・マクラウド”でした。プヒプヒさん、長い1日、お付き合いありがとうございました。それにしても、トラブル発生の際のコミケ・スタッフの対応の良さと、参加サークルの人たちの協力は、毎回たいしたものだと、感心しておりました。