新刊案内 素天堂文庫 060812＠コミケット７０

『黒死館逍遙　第三号』「黒死館」とヴァン・ダインとバーナビー・ロス
一、ヴァン・ダインという探偵小説家　または如何にして彼は探偵ファイロ・ヴァンスを創造したか
二、日本に於けるヴァン・ダイン受容前後
三、ヴァン・ダインに対する挑戦　驚異の新人探偵小説家　バーナビー・ロスの場合
四、「黒死館」におけるヴァン・ダインとの共通語彙（抜粋）
結語に代えて　――遠く遙かなこだまとして　山田正紀『僧正の積木唄』を読む
付録一　ヴァン・ダイン　プロフィールと故トバイアス氏の書庫リスト　蒼龍窟居候人
付録二　コンスタンス・ケント事件　森下雨村
今回の内容は、各章タイトルで一目瞭然だとおもいます。ただ、本誌が刷り上がってきて、すべての作業が完結してから、基本資料のはずの、創元推理文庫版『誘拐殺人事件（あとがきとして、ヴァン・ダインの自伝を収録）』が本棚の隅からでてきて、切歯扼腕したりのていたらくであります。また今回も初回コミケ特典として、カラー絵葉書二枚、一枚はタイトル脇参照、をお付けいたします。それと一緒に、あるはずのない誤植の掲載された正誤表もお付けします。
気になるお値段は、それらすべてがついて12.5p２４行約９０頁。たったの７００円！　これはお買い怒ｊ￥く！　通販のお知らせは１３日から。
なお当日のコミケ・アドレスは東地区“ぺ”ブロック−57b。サークル名は黒死館附属幻稚園。ここまで来れば、隣はプヒプヒさんです。いっぺんに用が足ります。