またまた近況など

sutendo2007-07-08

本来自分のジャンルでないものに手を出そうとするから、えらい苦労をしている。とは言っても『黒死館』と音楽は無視できない関係なのだから、たとえ苦手であってもいつかは、取っ組み合わなければならい。だったら早いほうがいい。ということで、1ヶ月近く、お楽しみの読書から遠ざかっている。
とは言ってもマルセル・ブリヨンの『ウィーンはなやかな日々 モーツァルトシューベルトの時代のウィーンの日常生活』がつまらなかったわけではない(潤沢という言葉がこんなにふさわしい環境がこの世に存在したことがあると知っただけでもうれしい)し、ピーター・シェーファーの『アマデウス (1984年)』を資料本として読む贅沢だとか。一般の音楽関係者からはあまり好意的に見られていないようだけれど、人間心理ミステリの最高峰であることは間違いない。それから、google作業をしながら、昔録画していた淀川さんの解説付の映画のヴィデオをみたり。

アマデウス【字幕ワイド版】 [VHS]
さらにK氏の入手してくれた『黒死館』連載当時の『新青年』に眼を通し、情報誌としての同誌の凄さに感嘆したりしている。