毎度、修羅場の収穫

お陰様で、新刊の作業も佳境に入って眼のチカチカする日々である。しかも職業上の大変化と結びついて、どっちも大騒ぎ。そんな中、またもや意外な大収穫が。一つは暁斎検索で釣り上げた和洋幻想絵画の大データベース。まるで〈国書〉と〈リブロ・ポート〉が、ネット上に引っ越ししてきたようなサイト。「無為庵乃書窓」。管理をなさる無為庵様個人のお仕事だとおっしゃるが、奇特でもあり、ありがたいことである。どう凄いかは、トップページを見れば一目なのでここでは内容は紹介しない。
もう一件、こちらは、東欧チェック共和国の画家〈Tavik František Šimon〉のネット版カタログ・レゾネ
きっと我々の知らないこんな絵描きさんが、きっと世界中に、まだまだ沢山隠れているのだろう。昨年取り上げた〈シンベリ〉以来の大収穫。旧チェコスロバキア圏には不思議な画家たちがいるのは、大昔収集をしていた頃に、同国の切手シリーズで知った。1908年の"Sada Yacco, Paris"は貞奴欧州滞在の貴重な印象である。そう言うわけで、楽しい修羅場生活のご報告であります。