修羅場を背負いつつ白い階段を登る

何とか前日、原稿の目処をつけて朝からの出展。前回、完売にも拘わらずまだ、売り上げの目標が定まらずギリギリの持ち込みだったが、二階別室という条件にも拘わらずテーマによってはまたも完売。最後の方のお客様にご迷惑を掛けてしまった。
今回も、号数に拘わらないテーマによるお買い上げ、新しい読者の大人買いもあり、順調に品が捌けたのは大誤算だった。長い階段を登る時には不安だったが、文学フリマという催事に対する参加者の意識の高さか、参加者はつねに途切れることなく、十七時まで延長になった開催時間にも拘わらず、お客様が溢れていた。ヒッソリどころか、常に読者との応対の一日でした。
十六時半を過ぎたところで、場内の照明が若干落とされたのを機会に、荷物を纏め退散。京浜急行線路脇の小さな中華屋さんで、祝杯。微醺を帯びて快く蒲田の町を退去した。
お買い上げの皆様、本当にありがとうございました。