始めての委託と雑誌の名前について

昨日十三時、西荻窪の本屋さん「盛林堂書房」さんに、『黒死館逍遙』バックナンバーと『眼鏡文人1 小栗虫太郎 ノリハゼクマ編』、『ダクダク』創刊号と、納品させて頂いた。早速とネット上に写真入りでご紹介頂いた。こういう形で、並べたことはなかったのでちょっと感動しました。

特殊なジャンルに限定した個人誌ということで、製作部数も少なく、今まで店売りを躊躇していたというのが現状でした。先日ある方からのご紹介があって、伺って話し合いをさせて頂いたのですが、店主ご自身がその雑誌をご存じだったのには驚きました。
そんなわけで、雑誌の性格を呑み込んだ上でのご依頼でもあり、定価販売していただけるということで、これからお付き合いさせて頂くことにいたしました。お店の品ぞろいも、あの本も、ああ、あの本もという正直、素天堂ごときが手もつけられない程の見事さなので、その仲間に加えて頂くのは正直言って嬉しいものでした。一部では有名なお店のようですから、今更お店の宣伝もないでしょうが、こちらです。
その件で、ネット上に散見することになった黒死館附属幻稚園発行の個人誌名ですが、あくまで『黒死館逍遙』です。誌名にひらがなは含まれておりません。少なくとも数年に渉って発行された雑誌名を紹介するという時には、正確な表記を行うのが、まず礼儀ではないかと存じます。つまらない誌名ではあっても、製作する側にも愛着はございます。
どうか、お取り上げの際は、表記に神経をお遣い下さい。