北野異人館街徘徊行

CIMG1573x
パンとコーヒーの朝食を済ませて、ホテルの前の坂を登りつめるとそこが異人館行脚の起点、うろこの家。



二度来ているけれど、いつも人でいっぱいだったここも、今日は月曜日朝一なのでお客は少ない。ゆっくりと館内を見て回り、展示品のあれこれの品定め。館内全体を埋め尽くした不統一に苦笑い。併設の美術館も個人コレクションの限界か結構石混じり。

憎まれ口はともかく、建物はきれいだし北野町を代表する洋風建築には違いない。次の公開洋館に至る道の脇にもたくさんの未公開建築が。残念なことに、震災で破壊された洋館の跡地に新築の家屋が建っているのところもあったけれど、しっかりリフォームされた家屋も多かったので少しうれしい。
次は、今まで入ったことのない風見鶏の館、建築主の趣味がはっきりしたドイツ風の地味だがしっかりした造りで、一部にはユーゲントシュティル風の飾り羽目も。

  

最後の公開邸、萠黄の館、お気に入りのテラスで


昼は小さな喫茶店で休憩、昼食。残念ながら公開できなくなったシューエケ邸周辺から北野界隈虱潰しのあと、海岸通りへ向かう。古い民家と洋館のふしぎな混交がここら辺まで来ると目立つようになる。
 

元町を横切り、海岸通りを歩く。この町で一番雰囲気のある煉瓦貼り海岸ビル、2F、3Fと公開されていて中まで見ることができた。外れに近い旧チャータード銀行の後を使ったカフェ、EHバンクで休憩の後、k氏の楽しみにしていた夜景見物のため、三宮駅前から摩耶山下へ向かうがケーブル・カー早終わりでK氏落胆。今日も朝の決意の通り、みっちり歩いた一日だった。