夢の地獄巡り

先々週末から、諸事情で天手古舞い。ある方の居宅の整理にほぼ係り切り。地獄巡りのような作業はどうやら一段落がついたが、片付けが進んで全貌が見えてくると、そのかたの夢のような世界がのし掛かってくる日々だった。
同時進行で新刊用の作業も少しづつ。そんな中、「盛林堂書店」さんから新刊CD・ROMの入荷と既刊の追加の連絡を頂き、今日は行商で一息ついてきました。例によって納品した既刊に対する反応と古本話で小一時間、まったりとした時間を過ごす。お陰様で『黒死館逍遙』既刊十号以前は、版元切れとなり、「盛林堂書店」さんでの残部僅少のみとなりました。また別巻『まぼろし たてもの I』もかたじけなくも好評で、盛林堂さんの在庫限りで版元切れです。
帰りがけに百均棚から、懐かしい創元文庫版『怪奇小説傑作集 4 フランス編』など数冊、「異色作家短編集 旧版』から唯一の欠番だったデュ・モーリアの『破局』(これは勿論百均棚ではない)を拾って帰りました。