第17回 文学フリマ 出展御礼と収穫

開始時には止んでいたけれど、早朝から雨が降ったりやんだりの一日。一般参加の方の出足が危ぶまれましたが、お客さんも一日を通して途切れない盛況でした。
いつものようにたくさんの方々にご来店頂き、お陰さまで帰りは軽い荷物で引き上げることができました。特に『ダクダク 第二号』をたくさん買って頂いたのが何よりでした。
今回は、御常連の「日本ジュール・ヴェルヌ協会」「探偵小説研究会」を始め、久しぶりの「西方猫耳協会」、初参加の「『新青年』研究会」「我刊我書房」など、探偵小説、幻想文学関係の充実したラインナップで会場は大変見応えがありました。特に「新青年研究会」は、八年ぶりの新刊「『新青年』趣味 第一四号」、「我刊我書房」は超目玉の『吸血鬼 マルセル・シュオッブ作品集 矢野目源一訳』を引っ提げての参加でした。またご本人は参加されなかったものの「†英国ゴシック文庫†」の新しい形の、韻文を韻文訳するという野心的な新刊『「最後の人間」文学集』も収穫でした。
また、全くのノーチェックで現れたのがサークル名「東風」の、中世の恋愛書簡で有名な「アベラールとエロイーズ」を、英国古典主義の詩人アレクサンダー・ポープが書簡詩にしたものを韻文訳した力作「愛の書簡」でした。こうやって、毎回新しい方々と出逢えるのも文学フリマのありがたい点でしょう。
他にもSFやミステリで何点か気になるものを手に入れ児ことが出来た収穫の多い日でした。
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20131104