ある訃報 サイトの死

大切な同士だと思っていたあるサイトが突然閉鎖されてしまった。しかも運営上収集されていた資料等もすべて、手放したとおっしゃる。貴重なものも多数お持ちだったのに。
サイトの運営が、個人の興味の延長で行われるのは当然のことだし、そのテーマがコアであればあるほど、(公開していればこそ)アクセス頻度に神経質になって当然だと思う。筆者自体もそれがいやでカウンターのようなものをメインサイトでは入れないようにしたくらいだから、閉鎖された方のお気持は痛いほどわかります。ただ、一度公開してしまえば、その作業が個人的な興味の延長だとしても、やはり、社会的な責任はどうしても派生してくると思うのです。素天堂自体も、だからこそアクセス頻度に目をつぶり、作業結果のアーカイブとしてサイトを運営してきたつもりです。だから、現在も旧ハードディスクがクラッシュして、アドレスやソフトが吹っ飛び、すべてが自由に更新できなくなっている状態なのですが、それでも、この程度の意見表明はできるのはありがたいと思っています。しかしながら、厳しい環境と、繁雑な作業を重ねながら「何でこんな苦労までして」というなかで、サイト公開の動機の持続というのが、本当に難しいのは素天堂自身も日々向き合っているので、そういう気持ちもわからないわけではありません。
どんなお気持で突然の閉鎖と、過激な手法での資料の廃棄という状況に進まれたのか、推測の余地もないし、自分自身そのサイトへのアクセスが疎遠になっていたので、管理者の方の気持ちに異議を唱える資格はないのかもしれませんが、それにしても残念でした。
長い間ご苦労様でした。もうこれで、2度とお目にかかれないのでしょうか。