神戸再訪060505-02

sutendo2006-05-09

総大理石貼りが見事なジャイナ教の「バグワン・マハビール・スワミ・ジェイン寺院」や、古い家の造作が残る「山下タバコ店」を通り、着色鏝絵の傑作「浄福寺」を発見しながら、去年見付けた「華僑総会」裏にでる。



表通りにでれば「シューエケ邸」はすぐなのだが、通りには人通りが多く。ぱっと見、シューエケ邸の前にも人だかりがしているようだった。良かったのか悪かったのか、予感ははずれ、今年も入っていったのは、自分たちばかり。その後も二組くらいが来館し、ゆったりとした空間と雰囲気を味わうことができた。
今回は、写真を主に、この見事な「シューエケ邸」を紹介したい。





このあと、相楽園で、絹太氏の妹さんと待ち合わせがあるので、三宮へは出ず、西に向かう。ついでに、前回見送ったモスクの前を通るが、先ほどバスの窓から見えた屋根の印象から、あまりたいしたものではないと思っていたのだが、いや、やっぱり見なくてはわからない(写真参照)。途中小さな洋菓子屋さんで一服して、時間調整。絹太氏に連絡を取ってもらって妹さんと門前で落ち合う。中は山野草の展示会と旧ハッサム邸の公開(ラッキイ)が重なって、入場者は前回の比ではない。厩舎での展示をのぞき、梁の木組みの見事さを堪能。ハッサム邸ではもう二人を置き去りにして、写真撮影に熱中。どうなんだろうか素天堂のこの性格は。

庭園内を思い出話に花を咲かせる二人のあとを、金魚の糞よろしくついて回り、案内してくれた兵庫県公館が閉館だったので、地下鉄に乗って、わざわざ図書館や地方裁判所を案内してもらう。まあ、最近の通弊である張り付け保存の見本でありました。その後一旦分かれて、我々は宿に戻ってその晩の会食の仕度。一応今回のご報告を兼ねた顔合わせであった。もう一人の妹さんがセットしてくださった今回の会場は「江南春」という中華オリジナルの店だったが、丁寧に作られた料理が、素材にマッチしてとてもいいお店だった。最初はしゃちほこ張っていた素天堂だったが、酒が入り、料理が進むにつれて、口がほぐれ、絹太氏の心胆を寒からしめたのは、いうまでもない。