はじめておりた阿佐ヶ谷駅06/08/27

先日書いた、『推理百貨店』で、〈井の頭公園〉のことを書いたこともあって、吉祥寺あたりでも散策しようと思った。まあ、散策ついでに古本屋さん巡りを絡めて、ということで、絹太氏に周辺の古本屋リストを作ってもらって、とりあえず降りたことのない阿佐ヶ谷を目標にした。南に向かって商店街を下ってまず一軒。そこそこの中りだったのだが、それからが悲しい。あるはずのお店が移転とか廃業とかで連続して消滅していた。消沈する絹太氏を〈ミスド〉でくつろがせて、駅方面に戻る。次の駅前のお店はイマイチで、もう一軒目標があるという絹太氏の言で線路づたいに中の方向に向かうもその店は無店舗だったらしく、大はずれ。ところがめざとい素天堂がさらに奥の方にまるで、店頭が仕切場のような店を発見。昔はアチコチにあったんだよね、こんな店が。そこで見つけたのがこれ。絹太氏には大受けだったが、うーん、こんな本誰が買うんだ。
 
後二軒ほど駅の北側を廻って時間切れ。吉祥寺に。降りたのはいいのだが、とんと、今浦島状態。写していった地図の目標がわからず歩きはじめたが、自分の知っている北口とイメージがまったく変わってしまってどこを歩いているのかわからない始末。地番と案内地図でやっと所在を確認、コの字に、三倍歩いて、目標の〈TRICK+TRAP〉に到着。戸川さんに自分の『逍遙』バックナンバー三冊と、散々満ちる氏の『眼鏡文人』をお預けする。やっと、宿題の一部が片づいた感じ。一時間ほどお邪魔して、もう一つの目標〈井の頭公園〉に向かって歩き始めたら雨がポツポツ来てしまったので、残念だけど、そちらはお預けのまま帰宅。ノンビリ、充実した一日ではありました。ところで、謎だったサドのコミック本、ちゃんとネットで商売になっているのですね。それを見ると、キャラに魅力はないし、ストーリーは平板。日本のコミックが海外で人気なのもわかる気がします。