近況など

五日にはいろいろお世話になった赤坂の「ですぺら」へ、K氏といってまったりと過ごしてきました。また再開されたら、なんとかもうちょっと遊びに行きたいです。
ここのところ、古いヴィデオテープの整理をしたり、久し振りに銀座の「新生堂奥村書店」さんを訪ねたり、K氏が任務先のBオフで彌生書房版『村山槐多全集 (1963年)』を掘り出してきたので目をむいたり、同人誌『ルナジュモン』のバックナンバーが驚くべき金額で落札されたのを聞いて、呆然としたりの日々を過ごしている素天堂でありますが、そんな牧歌的な日々もまた、しばらく遠ざかることになります。
なんと、まさかと思っていたコミケット72にまたも当選。二日目土曜日、東Jブロック-32bです。今回もpuhipuhiさんと隣り合わせにしていただけたようです。ブラックホールコミケは今回も健在です。puhipuhiさんの新刊が楽しみなのだけれど、それはともかく、『黒死館逍遙』完成を目指して、地道な発行を続けていこう。新刊予定は前回『ファウスト』の肥大化に消えていった、『黒死館バラエティ 音楽・映画・演劇編』になるはずです。
そんなわけで、関連書として、まずマルセル・ブリヨンウィーンはなやかな日々―モーツァルトとシューベルトの時代のウィーンの日常生活 (1972年)』を読了。あの、パルミジャニーノとおいしいビールの五日間を思い出し、感無量。
先日、某美術系私塾で同窓の、「なないろ文庫」店主田村氏にバックナンバーをお渡ししたところ、同氏の主宰する『彷書月刊』六月号「ホンの情報」欄で小誌を紹介されたのでご報告いたします。ちょっとうれしいです。