立ち話の素敵な人

コミケに参加していつも思うのは、キチンとした世界を持っている人の立ち話は楽しい、ということだ。
前日までに準備を終わらせ、くつろいだ気分で望んだ〈コミケ73〉だったが、ジャンルを変えてみたのが大正解だった。右隣が探偵小説研究会の『CRITICA』、左隣がプヒプヒさんだが、今回は鬼のクラシックミステリ研究誌『ROM』の委託集中販売と言うことで、弱小個人参加者としてはいままでなら思いもつかない方々が、近辺を周遊されているのを、終日楽しんできた。おかげさまで、冒頭の印象を持ったわけである。しばらく振りにお逢いした篠田真由美さんとも、『黒死館』話で盛り上がったり、〈MYSCON〉関係の方々にお買いあげ頂いたりと充実した〈コミケ〉日和でありました。また、いつもお買いあげ下さる方々も、ジャンル変更にもかかわらずお見付け頂いたようで順調な新刊販売でありました。昼下がりの大雨があったり、新橋周辺の散策に戸惑ったりもありましたが、最終的にはK氏のおごりで銀座ナインの名店で打ち上げて、歳末恒例の一日を終わりました。
また。早速通販サイトの変更を行いました。発送は年明けからになりますが、皆様、今号もよろしくお願いいたします。