青ざめた◎をみよ

最終稿のつもりで提出した、冒頭の章の論旨に、整合性がないと言うことで、K氏が青い顔をして帰宅した。知識はあっても論理など欠片もない、素天堂であるが、デッド・エンドの前日に、それは困る。前回は、資料編と言うことで、何となく入稿が出来たが、今回は、黒死館の肝である。
早速、夕食もそこそこに、矢継ぎ早の難詰が。恒例の、正・合・整を、洗い出すための儀式である。
最初は、いつでも機嫌の悪い素であるが、頭の中から、隠れていたものが見え出すと、だんだん面白くなってくる。それをメモしながらK氏がまとめる。それをこれから形にしていかなければならない。
先日の人外魔境は、「オレだけはまとも」の応酬で終了したが、家庭内では、これからが正念場である。
追加訂正 昨夕、K氏から日記に赤がはいった。「きつい調子の難詰」は、畳語であると指摘である。素、強調のつもりで不用意に使っている例が、今回の原稿にもあったと、きつい難詰。