ちょっ鉄話

四月から、都心部のある地下駅で就業している。各駅のホームや階段を歩き回って作業しているのだが、その時の娯しみが一つある。その路線に乗り入れている京浜急行の車両の発車音である。臙脂とアイヴォリーのツートーン塗装もお気に入りだが、その発車音が独特で、自分で勝手にインヴァーター・ミュージックと名付けている。当然その方面では有名らしく、「ドレミファインバーター」と呼ばれているらしい。

結構ハードな作業なのだが、猛暑日の最中の作業中、地下の連絡通路で鈴虫の鳴き声を聞いたり、乗り入れている各種、様々な車両の入構の様子や、発車音で何となく束の間くつろぐ日々である。