大人買いありがとうございます。と、銀座教会続報(これで最後)

今朝二時過ぎに起きて、googleで遊ぶ。狙いは終戦直後の銀座教会。どういう訳だか見つからない改築前の建物の画像(特に正面入口)の画像探しだ。まず画像を検索し、足りないのでテキストを検索する。「昭和毎日」という昭和三十一年当時の地図と建造物の映像をリンクさせたありがたいサイトが見つかって、こんな写真が。『1960年代の東京』より/撮影者:池田 信/撮影対象:銀座4-1/撮影日:1965.4.25

現在の建家が四代目というのはどこかで読んでいた。
検索で見つかった「貴重文献の史料青山学院大学名誉教授 気賀健生(「青山学院資料センターだより第四号2011.07)掲載の写真によると、二代目と思しき建家は関東大震災で一度焼け落ちていることから、この写真でほぼ間違いないなそう。
銀座教会  銀座教会焼け跡
さらに検索を拡げ、銀座、戦前を拾っていくとこんな写真が出てきた。記事中に言及はないが、終戦直後の外堀に架かった「数寄屋橋」を日比谷側から撮影している。
数寄屋橋」昭和20年
左端、朝日新聞社屋の影に、鐘楼が見えているのが当時の銀座教会。黒ずんではいるが、形状は同じで、焼け残っていたのがはっきりわかる。皇居外堀に彼女たちの巣窟が作れたかまではわからないけれど、奥村さんの終戦直後の証言が間違いないことを証明することが出来ました。
ニコニコしながら、自分でリンクはしていないが、常にROMしている「古本屋ツアー・イン・ジャパン」さんを覗くと、大変なことが起きていた。その末尾に意外なことが書かれている。西荻「盛林堂」さんで、予約の方とはなんと古本屋ツアー・イン・ジャパンさんだったのである。ありがとうございます。お陰様で恥ずかしい想いをせずにすみました。その後の傘の紛失ご愁傷様でございました。少しは『黒死館逍遙』でその心の傷は癒して頂けましたでしょうか。