落ち穂拾いからダイヤ こんなやさしい〈死〉や〈悪魔〉があったろうか

sutendo2008-01-14

最近手に入った昭和初期の雑誌、『中央美術』合本を手にとり、いつものように眺めていて、こんなエッセイに巡り会った。紹介者加藤朝鳥は、海外探偵小説の初期の紹介者でもあり、西洋思潮の理解者でもあったからご存じの方もあろう。素天堂としては『レオナルドの絵画論』の訳者として認識していた人であった。紹介された画家(表記の乱れはあるが、フィンランド名としてはシンベリが妥当かも知れない)も興味深いが、雑誌『美術手帖 特集 象徴主義の画家たち』1977での短い紹介を除けば、今まで、ほとんど取り上げられたことはないフィンランドの世紀末画家である。その画家に対する感想は、筆者の文につきている、取りあえずは本文の紹介といこう。短いものだから、全文をお目にかける。
なお数少ない貴重な日本語でのネット紹介はこちら
また、ジョナス・メカスとシンベリの意外な関係はこちらへ。