2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

五反田 奇妙な町の感傷的逍遙

先日、薄い縁にもかかわらず、ある方の訃報に接して桐ヶ谷の斎場へでかけた。 都営地下鉄の五反田駅を出て、国道1号線(第2京浜とはもう誰も呼ばないのだろうか)を戸越方面へダラダラ坂を登ってゆく。いくつかの交差点と無骨な高速道路のガードを越えて10…

上野公園は久し振り

お誘いをうけたので、ある方の主催するお花見オフに参加。素天堂にしては珍しい2週続いてのイヴェントである。場所が上野なので不忍池の方も見たいとK君と早めに家を出る。大江戸線上野御徒町で降りて、湯島側にでる。広小路裏の怪しい区画を通りすぎて(…

MYSCON6 素天堂の独断レポート最終回

熱気ムンムン、参加者ぎっしりの洋もの企画部屋をあとにして、次は、児童向けミステリ企画の部屋へ移動するが、まだ読書会が終わっていない。ネタバレありの恐怖の読書会なので、途中で入るわけにもいかないので、廊下で待機。2,3分で拍手が聞こえる。お…

MYSCON6 素天堂の独断レポート#2

というわけで、なんだか不十分なまま、全体企画時間切れとなる。でも、こんな形で自分の持っているモノを整理して、再構成出来るというのはやっぱり面白い作業なので、また、お願いします。でも、受けがねらえたり、納得してもらえる結果を生むような、気の…

MYSCON6 素天堂の独断レポート#1

今年もMYSCON、今回で4回目の参加。素天堂にとってはもう必須の年中行事になってしまいました。スタッフをはじめ、ご参加の皆様、いつも有難うございます。 今年から、自分の環境も変わって新たな気分で望むことにして、昨日から準備していた、洋画関係の資…

「最後の審判の巨匠」 レオ・ペルッツ 垂野創一郎譯  ISBN:4794927452

而もそれは、推理が決して論理を缺くようなことなく、記憶が私の身の上に起こる事柄の最も些細な細部をも逸することなくしてである。 「夢と人生」 G.ド ネルヴァル 佐藤正彰譯 奇妙に曖昧で、奇妙に明晰なこの作品のストーリーは、素天堂にとって、本来対…