2010-01-01から1年間の記事一覧

雪の温泉宿 鴨と鹿付き 狸抜き

おでむかえ 「たまには温泉でも」というK氏の言葉に対する「雪を見たい」の素の一言から、K氏が今回設定してくれたのは、素としては初めてのプライヴェートな温泉旅行であった。色々検索していたK氏が探してくれたのは、狸が出るという、洞元荘、群馬県の温…

minowa-asakusa mystery tour 時とところのアラベスク(十三)

二月七日。記念すべき十三回目にふさわしいイヴェントに参加してきた。切っ掛けは正月、松明けて早々のhd氏のメールだった。そのメールにはルートがこう書かれていた。 三ノ輪駅→永久寺(目黄不動)→浄閑寺(新吉原総霊塔、荷風碑、歌笑塚)→樋口一葉記念館→…

fin de siecle アナトール・フランス風 『鳥料理レーヌ・ペドーク亭』1893朝倉季雄譯 白水社1938/1951

十九世紀後半のヨーロッパは、科学万能が一斉を風靡していた時代だったが、その功利主義一本槍に対する反発から、反動的な宗教思想回帰や不分明な深層心理への関心が、その世紀末にいたって起きてきた。その顕著な見本がユイスマンスであった。彼が1891に書…

オヤジは確かにその店名の通りだった。

今の作業について、四ヶ月が過ぎた。当初の予定では二ヶ月契約だったのが、延長に延長を重ねてとうとう二月一杯まで契約が更新されることになった。当初の一ヶ月は、慣れない歩きづめで膝痛や踵の痛みに悩まされていたが、今では作業終了後に無駄に歩くこと…

翡翠の眼差し みどりのゆび

十五日夕刻、帰宅してのんびりPCを弄っていたら、K氏の悲鳴に近いメールが。何でも宇都宮で開催中の「杉浦非水展」に行きたくなったそうだ。K氏がそんなに非水に興味を持っていたとは知らなかったが、自分も『世界人物図案資料集成』とか、アルスの『世界商…

鳥なき里の鳥瞰図

一月九日は、日月堂さんの仕事始め。昨年末の松屋古書展で当たった『the Mask』八冊を受け取りにいかねばならない。もう一つ用事があったのだが、それは後回しでも問題ないので、ゆっくりと出かけた。K氏に神宮前で降りると言ったら怪訝な顔をされたが、表参…

自分の本棚を公開する 理想の書店像

年末開催に変更された、去年の松屋古書展にいった後、K氏が覗いてみたいといったので、丸の内オアゾまで足を延ばした。セイゴオ・ファンであるK氏は彼と丸善が共同企画した「松丸本舗」が見たかったそうである。 よくある企画展を想像した自分は、ついていっ…

黒死館逍遙 第十号 通販開始いたしました

こちらか、こちらへどうぞ。 「黒死館骨牌」もどうぞよろしく。

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何の数字かというと、昨年のPVアクセス数である。35,000近いカウンター表示は、1日、約100ページのアクセスを現している。ページをめくるとカウンターが上がるから、実質訪問者数とはならないにしても、地味でわがままな日記なのになあ、と、ちょっと感慨に…