2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

手続完了 『肉体の門』つながりで戦後の思い出話

今日雪の中、事業所に出掛け退職手続をして、ロッカーの整理。早めにいってみんなに挨拶が出来た。 帰りに、東銀座で降りて、奥村書店さんへ。この間、散々話したからもうネタはなかろうと思っていたら、この間見た『肉体の門』1948と銀座の昔話で、またもや…

展ひろげて覧みせる だけの会であってはならない

この数年の空隙を埋めるように、このところ展覧会を見る機会が増えた。千葉の「瀧口修造とマルセル・デュシャン展」鎌倉の「藤牧静夫展」三鷹の「フェアリー・テール展」それぞれに特徴と見所満載のいい展覧会だった。 その勢いを駆って、世田谷文学館「都市…

始めての委託と雑誌の名前について

昨日十三時、西荻窪の本屋さん「盛林堂書房」さんに、『黒死館逍遙』バックナンバーと『眼鏡文人1 小栗虫太郎 ノリハゼクマ編』、『ダクダク』創刊号と、納品させて頂いた。早速とネット上に写真入りでご紹介頂いた。こういう形で、並べたことはなかったの…

どこでもドアがあるお店 古書日月堂

自分ではリンクしていないのだが、K氏のアンテナ経由でいつも楽しみにしているのがこちらの告知。特に今回の 『DAS MODERNE PLAKAT』は、ちょっとビックリ。実は素天堂バブル時代に、ディアギレフのパトロネスの一人ミシアをモデルにしたロートレックの『La …

大きな欠落

時間の都合がつくようになって、K氏の集めてきたパンフレットをみていて、発作的に前に見た鈴木清順版を思い出し、まったく予備知識のないまま神保町シアターへ。我が身を省みずホールを埋める観客の高齢度に驚く。なんでも、上映後フィルムが散逸し、上映不…

マセレールと新版画集団 追記

前回唐突に名前を出した、フランス・マセレール(マセリールとも呼ぶ)だが、大正末期から昭和初期にかけて丸木砂土(秦豊吉)の著作の挿入図版や、美術専門誌での紹介で、結構知られた存在だった。前回の図版はネットからの引用だったが、素天堂は大正期の…

三冊の重い図録

<三重県立美術館のIさんから、図録「20世紀日本美術再見3−1930年代」1999を贈って頂いた。掲載のIさんの論文「ふわふわ、きちきち、ずずずず、あるいは黒死館の影のもとに」は、ネット活動初期の素天堂を勇気づけてくれた大事なもの。それにしても凄い構成…

巷のホンヤさんの鑑 新生堂奥村書店

前に書いた古くからのお店とは、銀座三丁目、松屋通りの京橋より、マロニエ通を築地に向かって昭和通を渡った二つ目のビルで古書を営む、ホンヤさんである。特に名を秘す必要もないから改めて書くけれども、二時間を超す久しぶりの懇談で感じたこと。 お若い…

その一日

前日の書き込みの後、起きてきたK氏に話す。ホッとしながら一息ついて、K氏が出かけた後、懸案だった三重県美術館に図録の問い合わせと発注をする。帰ってきたK氏と前から楽しみにしていた今和次郎 採集講義 展 | 汐留ミュージアム | Panasonicに出かける…

Quo Vadis ?

前回「今月一杯はきっちり仕事するぞっと。」などとの書き込みに反して、昨日は欠勤。今日も起きあがって、着替えまでして結局休み。朝の時間つぶしにPCチェックをしていたら、意外な書き込みが。なんと七年も前の書き込みにコメントを頂いた。人生を変え…

冬の妖精 クリスマス・イヴ

有名で、見たことのある作品の実物を確認に行くのも、展覧会へ足を運ぶ楽しみだが(今回でいえばリチャード・ドイルの諸作)、知らなかったりわすれていた画家たちを再認識させてもらうことが一番楽しいことである。三鷹美術ギャラリー「フェアリー・テイル…