2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

中世も大詰めだ といいながらまたまた展覧会三昧

前回書いた「ユベール・ロベール時間の庭 展」、開催を喜んでばかりで、観られなかった作品のことしか描いていなかったことに今更ながら気がついた。 十八世紀ロココの時代、“過去”を発見するという新しい感覚の中で、過去と共に生き続けてきた人々の生活を…

観られなかった作品について ユベール・ロベール−時間の庭展

去年の暮れ、だったか西洋美術館の前を通りがかった時、休館中の表門に「ピラネージ『牢獄』展」のポスターが貼られ、併設で「ユベール・ロベール」という耳慣れない画家の展観が予告されているのを見かけた。素天堂のように古い建築画にでも興味がない限り…

丹沢の白馬

またもや気晴らしということで、墓参がてら愛川の町へ。 翌日の午前中、弟の車で宮ヶ瀬ダムを一周してきた。そこで見つけた絶景です。 「鬼ヶ岩ノ頭」本間ノ頭尾根斜面を駆け登る雪形、宮ケ瀬湖畔、ふれあいの館にて。

枕元に積んでおきながら

最後の頃には、その作業が、本を読むという行為を邪魔していたと思い込んでいた。だから離れてきたのだと。 ところが、今日、自分から頼んでやらせてもらった風呂の掃除をしていて、ふと、考えた。2年弱のあの作業が、ちょっと拘束時間が長かったかも知れな…

中世、中世、中世!

やっとの事で、一通り、建築関係に眼を通し終わったと思ったら、今度はお説教が目につきだした。説教といっても、頑固親父の倅に対するようなものではない。教会に行かれた方ならご承知のおミサの後の神父さんや牧師さんのお話しのことだ。一般信徒に生活を…

ヤフオクの恩恵?

大分前に、素天堂の個人誌『黒死館逍遙』三号までがヤフオクに出品され、指し値が千五百円という高価にも拘わらず落札するのを、はたで見ながら切歯扼腕したことがあった。まだ、品切れどころか在庫の山に悲鳴を上げていた頃だったから、落札者の方に直接連…

レーヌ・ペドークはシバの女王

このところ遊び呆けつつ、浮世離れの中世に浮かんでいる。マールにフォションにバルトルシャイティス、素天堂ごときが、取っ組み合う相手を間違えているような気がするが、始めてしまったら終わらない。 『盲獣』以来、書こうにもネタが出てこない、そこでひ…

こうであらねばばらぬという論理的帰結

緑魔子様 ご肖像 神保町シアターで念願の『盲獣』をみる。全編で三人だけの禁欲的な構成で、徐々にあり得ない〈愛の世界〉へと引きずり込まれてゆく。演出上、血が出ていないとか、体にいつまでたっても傷がついてこないとか、この極限状態において、結構ひ…

神保町で丸一日

数年ぶりに神保町をほぼ制覇。小川町で降りて須田町よりにポツンとある澤口書店から源喜堂経由、小宮山のガレージセールから、専修大学前小川書籍で折り返してまた三省堂裏古書モールまで、店頭の平台を中心に捜し物で一日が暮れた。その後は恒例の講義に出…

大人買いありがとうございます。と、銀座教会続報(これで最後)

今朝二時過ぎに起きて、googleで遊ぶ。狙いは終戦直後の銀座教会。どういう訳だか見つからない改築前の建物の画像(特に正面入口)の画像探しだ。まず画像を検索し、足りないのでテキストを検索する。「昭和毎日」という昭和三十一年当時の地図と建造物の映…